S2-E9 New Jack City

【ストーリー】
競馬中継で必死に「Divoice Referendum」を熱狂的に応援するテッド。ドゥーグルが部屋に入ってきてあわててチャンネルを変える。ジャック牧師を散歩のため車いすに載せようとして彼らはジャックの手の異変に気づく。どうやら「毛深い手」の症状がまた出たようだ。

医者のシノット先生が命がけの往診にやってきた。どうやらジャックはセント・クラバッツにまた送られなくてはいけないようだ。ジャックは修道女を極端におそれている。セント・クラバッツに入院するなどとんでもない。必死でトラクターにのって脱出を試みるが(この姿が大爆笑)最終的には無事収監され、牧師館からジャックの姿が消える。

クラギー島にジャックのかわりの牧師が送られてきた。フィンタン・スタック牧師は最悪の牧師だ。態度も最悪で、言動もテッドを不機嫌にさせることばかり。そしてジャングルのヘンな音楽をいつも大音量でかけている。牧師館にやってきた友達の牧師たちとテッドが運動会のビデオを観ているとそれについてまた嫌味を言う。ヘキエキしたテッドは、もう我慢ができない、とジャックをセント・クラバッツから脱出させる事を試みる。

ジャックが牧師館に戻ってきた。一方、ジャックの椅子に座っていたイヤミな牧師のフィンタンの手が毛むくじゃらに。どうやらドゥーグルはジャックが去った後に彼の椅子を消毒するのを忘れたようなのだ。

セント・クラバッツに「おやすみなさい、皆さん」と修道女の声がひびく。電気の消えたセント・クラバッツにフィンタン牧師のかける大爆音のジャングルが・・・。


【スタッフ】
脚本:Arthur Mathews, Graham Linehan
演出:Declan Lowney


【出演】
Dermot Morgan (Father Ted)
Ardal O'Hanlon (Dougal Maguire)
Frank Kelly (Jack Hackert)
Pauline McLynn (Mrs. Doyle)
Tony Guilfoyle (Fr. Larry Duff)
Brendan Grace (Fr. Fintan Stack)
Fred Ridgeway (Fr. Ken Dillon)
Noel Slattery (Fr. Rory Kerrigan)
Vass Anderson (Dr. Sinnott)
Fidelma Mullen (Sr. Imelda)
Larry O'Brien (Fr. Walton)
Declan Mulholland (Fr. Michael)


【ナイスなセリフ】
Ted: Come on, Divorce Referendum!

冒頭でテッドが競馬中継で応援している「離婚国民投票 Divorce Referendum」という馬だが、グラハムはスクリプト本で「中絶国民投票 Abortion Referencum」という名前も考えていた、と話している。どちらもカトリックの国アイルランドでは、最近まで法律で禁止されていたこと。