S3-E2 Chirpy Burpy Cheap Sheep


【ストーリー】
羊の品評会がクラギーアイランドで行われる。テッドはこの冬のすべての暖房用の費用をファーゴの持つ羊クリスにかけることにした。クリスはいつも連勝している素晴らしい羊なのだ。

一方のドゥーグルはBBCのサウンドエフェクトのLPに夢中だ。ミセス・ドイルは不気味な音に悩まされ眠れないという。ジャックはこの時期、わずかな間だが、とってもハッピーなムードに突入する。もっともそれは長くは続かないが。

そこにクリスの持ち主ファーゴから電話がある。クリスがどうやら精神的にやられてしまったらしいのだ。最近クラギーアイランドに広がっている化け物の噂話が原因のようだ。これでは品評会に勝つことは不可能に近い。メアリーとジョンの店にいき掛けをキャンセルできないか頼むテッドだが取り消しはできないという。仕方なくクリスを牧師館に迎え治療をほどこそうとこころみる。ミセス・ドイルは羊のための紅茶をいれてあげる。ドゥーグルとテッドは気持ちのよいクルーズにクリスをつれだしたり、心地よい音楽をきかせたり努力をし、なんとかクリスを持ち直すことに成功した。

喜んだファーゴとパブに行くテッド。その間にドゥーグルは表のドアをあけっぱなしにしてクリスを逃がしてしまう。クリスを探しにいったテッドとドゥーグルはそこに大きなスピーカーがセットしてありそこから怪物のサウンドエフェクトが流れているのを発見する。クリスもそこで発見され、怪物の原因がこれだったことに気づく。これがクラギー島を悩ませていた怪物の正体だったのだ。

品評会に乱入するテッド。この怪物の噂の原因をつきとめるシーンは、まるでシャーロック・ホームズ。実はすべての原因はクリスのオッズにがっかりし、その後テッドたちが羊を完璧にリカバリーさせると見込んだファーゴ自身が犯人だということを指摘する。

「警察を呼ぼうか」というジャッジにテッドは「自分の羊の信頼を失ったんだから、それで充分だよ」と格好をつける。

会場を離れながらドゥーグルはひと言「テッド、クリスがダメになったんだからかけた暖房用のお金は失ったことになるんじゃないの?」。悔しがるテッド。この冬は牧師館にとって辛いものになりそうだ。


【スタッフ】
脚本:Arthur Mathews, Graham Linehan
演出:Graham Linehan, Andy de Emmony

【出演】
Dermot Morgan
Ardal O'Hanlon
Frank Kelly (Jack Hackert)
Pauline McLynn (Mrs. Doyle)
Patrick Drury (John)
Rynagh O'Grady (Mary)
Peadar Lamb (Fargo Boyle)
Peter Dineen (Giant Reid)
Pat McGrath (Hud Hastings)
Eamon Rohan (Judge)

【ナイスなセリフ】
Dougal: They say it's as big as four cats, and it's got a retractable leg so as it can leap up at you better and you know what Ted, it lights up at night, and it's got four ears. Two of them are for listening and the other two are kind of back-up ears, and it's claws are as big as cups and for some reason it's got a tremendous fear of stamps and Mrs. Doyle was tellin' me that it's got magnets on it's tail so's if you're made out of metal it can attach itself to you, and instead of a mouth it's got four arses.


ドゥーグルのベットの脇にかけられた"They Don't Exist"リストがナイスだ。
リストの内容は…
 Loch Ness Monster
 Frankenstein
 Magnum P.I.
 Non-catholic God
 Darth Vader
 The Beast
 The Phantom of the Opera