【ストーリー】
ファーザー・ストーンがやってきた。彼はもっとも退屈な牧師だ。だまったままで、会話が成立しない。とはいえ、何が楽しいのか、ずっとずっと牧師館のリビングルームに座り続けている。そしてこれからも牧師館にずっといるつもりでいる。なんとかファーザー・ストーンを追い出そうとするテッドとドゥーグルだが、成功しない。リラックスしようと入ったお風呂にまで付いてくる始末。ストーン牧師をなんとかしてくれ、お金が必要ならやるから、と必死で神に祈るテッド。(ちなみにすべてのシリーズ通してテッドがまともに祈りのシーンがあるのはこの回のみ。ジャックが死んだ時ちょっと祈りを捧げる感じになるが、必死で祈っているのは後にも先にもこの回のみ)
どしゃぶりの中ドゥーグルとゴルフコースに出かけたが、その後をついてきたストーン牧師は落雷に打たれ病院に担ぎ込まれる。そして、ずっとずっと意識が戻らない。呼び寄せられるストーン牧師の家族に実はストーン牧師はテッドのことが大好きでテッドのところに行く日を指おり数えていたこと。また愛らしいテッドの油彩画(この絵は他のエピソードでも牧師館の壁で見つけることができる)まで描いていたことなどを教えられ、ショックを受けるテッド。ここで改めてストーン牧師を生き返らせてください、と神にいのる。なぜか祈りが神に通じて意識を取り戻すストーン牧師。再び牧師館に戻ってきたが、ここでも本当に黙ったまんまのファーザー・ストーンに一同困惑している、というシーンにエンドィングクレジットがかぶり終了となる。
【スタッフ】
脚本: Arthur Mathews, Graham Linehan
演出: Andy de Emmony, Declan Lowney
【出演】
Dermot Morgan (Father Ted),
Ardal O'Hanlon (Dougal Maguire)
Frank Kelly (Jack Hackert)
Pauline McLynn (Mrs. Doyle)
Patrick Drury (John O'Leary)
Rynagh O'Grady (Mary O'Leary)
Michael Redmond (Fr. Paul Stone)
David Carey (Doctor), Kate Binchy (Mrs. Stone)
James Beswick (Mr. Stone)
Joane Hall (Granny Stone)
Arthur Mathews (Father Billy Kerrigan)
【ナイスなコメントなど】
テッドには医者になった兄弟がいるらしい、ということが病院のシーンで明かされる。
バースディパーティのシーンで、脚本家二人が牧師役として出演している。かぶりものをかぶった一番手前の牧師がアーサー。扉の近くにいる背の高い神父がグラハムだ。
最高なのはドゥーグルの腕時計のアラームが病院で突然鳴り始めるところ、病院で自分の兄弟を説明するテッドなど爆笑シーンが多い。
この終わり方はまるでファーザー・ストーンがこれからずっとクラギー島に居続けるような印象をあたえるが、さすがその辺はある意味規則がないSitcom、ファーザー・ストーンが牧師館に現れる事はこの後なかった。
忘れてならないのはオープニングのテッドとドゥーグルが3つの願いについて語るところ。ここも爆笑である。