S2-E2 Think Fast, Father Ted

【ストーリー】
牧師館の日常。TVの前で「テッド、ファーザー・ベンが始まったよ!」とドゥーグル。TVにかけよるテッド。人気番組「ファーザー・ベン」のオープニングだ。そこにはテッドにそっくりのベンと、ドゥーグルにそっくりのブレンダンが。「これ、ほんと最高!」とテッド。「このブレンダンってバカだよなぁ」とドウーグル。「ファーザーベンみたいなバカな奴に似ている奴を知ってるぞ」とテッド。

2種類のポテトチップスを一度に食べて喜ぶドゥーグル。それにしても牧師館の雨漏りが最近ひどい。修理のお金などあるわけなく、さてどうするかというテッド。牧師館がお金を集めるといったら方法はひとつしかない。ラッフルだ。

ブレナン司教はラッフルの商品用に車を提供してくれるという。でもそれはテッドによると珍しい事ではないそう。ダンシング牧師のファーザー・フィネガンも先月車をゲットしたのだそう。ダンシング牧師はなんとニューヨークからロサンゼルスまで6000キロにわたってダンスをし続けた記録を持つ。

車を手にいれて戻ってきたテッドとドゥーグル。お茶をいれてお迎えするミセス・ドイル。ドゥーグルは「大変だ、車にへこみが出来た!」とさわぐ。どうやら途中で自転車にのった男をひいた時に出来たらしい。トンカチを持って調査するテッド。「完璧主義すぎだよ」というドゥーグルをよそに、へこみを調整するテッドだが、最終的に、車をデッコボコにしてしまう。

「これじゃもう賞品にならない」と言うテッド。仕方ないからもう寝ようと、寝ようとするが、夜中の間中、「司教に殺される!」とうなされまくる。テッドどドゥーグルは知恵をしぼり、車を手にいれた他の牧師、ダンシング牧師のフィネガンにたのんで、ラッフルの間、車を借り、ラッフルでは自分たちに車が当たるよう、デキレースを演じようということになる。

フィネガンに車を借りる事に成功したテッド。が、フィネガンはテッドたちが去ったあと、実は心臓麻痺で死んでしまう。

さてラッフルということになってテッドとドゥーグルはドゥーグルが11番をキープし、テッドが11を当てようということになる。スピンマスター、ビリー・オドイヤー牧師がディスコを担当する。一方なぜかミセス・ドイルは「私が11番がほしい。いつもそれがラッキーナンバーだから」と主張する。「11番はもう売れちゃったよ」というテッドに「だったら買わない」とミセス・ドイル。

ジャックは楽屋裏でオースティン・パーセル牧師につかまっていた。とてもつまらない牧師として有名なパーセル牧師だ。

ラッフルチケットを大量買いする牧師もあらわれる。一方のジャックはバーの裏側にまわり大量のドリンクを確保していた。

ラッフルがいよいよ始まった。11番を読み上げるテッドだが、ドゥーグルの反応がない。どうやらチケットを上下反対にみていたらしい。が、無事に車はドゥーグルの手にわたり、テッドはミセス・ドイルからフィネガン牧師が亡くなったことを知らされる。車は自分たちでキープできる!と密かに喜ぶテッドとドゥーグル。そこへジャックが帰宅し、その耳に車用の清涼剤をぶらさげているのを発見するテッド。「ジャック牧師、車を運転したのか!」とパニクる。

車は前から見たらそれほどダメージがなかったが、なんと後ろはほとんど壊滅状態だった。がっくりするテッド。

牧師館の雨漏りはさらにひどい。天気予報では、ずっと雨が降るという。「どうしたら牧師からラッフルのお金を盗もうなんて考える奴がいるんだろう」とあきれるテッド。「でもヤラセのラッフルだったんだから仕方ないよ」とドゥーグル。全員ビタビタ雨がふる牧師館の中、ビニールをかぶって最悪の状況だ。雷でもおちて木が倒れてこないかぎりは、なんとかなるだろう・・と思たら雷がドーンとなり、木が牧師館の中に窓をつきやぶって倒れ込んできた。

一方楽屋裏らしき場所で、パーセル牧師はまだつまらない語りを続けるのであった。


【スタッフ】
脚本:Arthur Mathews, Graham Linehan
演出:Declan Lowney


【出演】
Dermot Morgan (Father Ted)
Ardal O'Hanlon (Dougal Maguire)
Frank Kelly (Jack Hackert)
Pauline McLynn (Mrs. Doyle)
Gerry O'Brien (Fr. Billy O'Dwyer)
Ben Keaton (Fr. Austin Purcell)
James Benson (Fr. Liam Finnegan)


【ナイスなセリフなど】
Father Jack: I'm a happy camper!